紛争の内容
依頼者の方は、職場の先輩の影響を受け、借金をしてキャバクラ等に行くようになってしまいました。
もっとも収入が上がる見込みもなく、ただ借入金残高だけが膨らんでしまい、どうにもならなくなってしまいました。
そんな中、iphoneをカードで購入してすぐに売却する換金行為を行ってしまいました。
そのような一時しのぎの対応では解決には至らず、破産を決意することとなりました。
交渉・調停・訴訟等の経過
浪費と換金行為という二つの免責不許可事由がある中、どうやって免責許可を得られるかが課題になりました。
とにかく、自分のやってしまったことを反省し、詳細に全て包み隠さずきちんと過去を整理して説明をし、誠実な対応を心がけていきました。
本事例の結末
最終的に免責許可を得ることができました。
本事例に学ぶこと
裁判所は、特に換金行為を問題視しています。
そこで、この点をいかに手当することが肝要となります。
本件では、誠心誠意詳細に調査をした上で丁寧に説明し、反省を示すことで、免責許可を得ることができました。
弁護士 平栗 丈嗣