債務整理を行う際、家族に秘密で行いたいと思われるかもしれません。
しかし、債務整理を行う場合、裁判所に提出するための必要な書類や、ご家族と同居されている場合には、ご家族の収入や支出もあわせた家計全体の収支の流れを把握する必要があります。
借金の理由として、「自分の遊興費として使ってしまったことであって、生活費として借り入れたわけではないから家族は関係ない」「迷惑をかけたくない」と思われるかもしれません。
しかし、自らのお金の管理や把握をしていないからこそ返済が難しくなってしまったということではないでしょうか。
そのため、単身者の方であればご自身のみの家計を管理していただければ問題ありませんが、同居のご家族がいる場合は基本的にはご家族のご協力を得て、家計の管理をしていただく必要があります。
ご家族の方も内緒にされており、後で破産をしたと聞かされるよりは、その原因を含めてご家族の方に理解を求めることが良いのではないかと思います。
どこまで家族の収支を組み込まなければならないのかなど不明なところもあると思いますし、どうすればよいのか、お困りの方はぜひお早目に弁護士にご相談ください。