生命保険や自動車保険にも価値があります。
例えば、契約によって解約をするときに解約返戻金と言って戻り金が発生する場合があります。
これらは財産としての価値があると考えられるため、破産者(再生の場合も同様です)の財産として裁判所に報告をする必要があります。
1年の掛け捨てだから財産的価値がないよ。と思われがちですが、1年ごとの更新であっても、契約によっては解約返戻金が発生する場合があります。
また、建物の賃貸借契約を締結した際の火災保険も場合によっては解約返戻金があることがあります。
さらに、県民共済は解約返戻金がないよね。と思われがちですが、県民共済にも出資金と言って戻り金が存在する場合もあります。
この手続きを行うにあたっては、ご自身がどのような保険に入っているのかということを再度把握していただき、その価値を知っていただくことが必要になります。
手続きを通して財産の有無を把握していただき、経済的な立て直しができればと思います。