オンラインカジノで破産が可能か

オンラインカジノが流行しているような気がします。
2022年5月頃に話題になった「誤振込」の事案でも、オンラインカジノで消費したとの報道がありました。

仕組みは色々とあるようですが、日本国内では、「カジノ」は認められていませんので、オンラインカジノは違法である可能性が高くなります。

さて、それでは、オンラインカジノをするために、消費者金融で借入をしたとか、カードローンを契約したということで債務(借金)が増えた場合に、返済が困難になったらどうするべきでしょうか。

自己破産が認められるのでしょうか。

結論として、そうした借金の場合、「免責不許可事由」に該当する可能性が高いと考えられます。

 

■破産法■

浪費又は賭博その他の射幸行為をしたことによって著しく財産を減少させ、又は過大な債務を負担したこと」があります(破産法 252条1項4号)

 

このように、パチンコ、競馬、競艇、競輪などのいわゆる「ギャンブル」は、これに該当するとされており、オンラインカジノも、この「賭博」にあたると考えられます。

免責不許可事由にあたると、原則として免責が認められません。したがって、借金をゼロにすることができなくなります。

オンラインカジノの借金でも破産する方法

 

実は、免責不許可事由に該当するからといって、絶対に借金が免除されないというわけではありません。
「裁量免責」という制度があり、様々な事情を考慮して、裁判官が裁量で免責を決定する制度があります。

オンラインカジノで借金をした方は、この裁量免責を目指していきます。

 

解決策を一緒に考えていきますので、諦めずにご相談いただければ幸いです。

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