裁判所へ破産申立、あるいは個人再生申立をする際には、すべての保有口座(現在使用していない口座も含めて)の、受任日から遡って1年前から申立直前までの入出金履歴が記載された通帳を提出します。
申立て前の打合せ等で、ご本人名義の通帳を確認させていただいています。
入出金履歴からわかることはたくさんあります。
⑴ 債務の返済の記載から債権者の漏れがないか確認ができる。
実際にご本人が認識していない債権者が見つかり、受任通知後に過払い金が発生していたことがわかり、結果としてすべての債務を完済できた事例もあります。
逆に、個人への送金履歴から、元配偶者への慰謝料の支払いがあった(そして支払いが滞っている)ことがわかり、債権者としてあげることになった事例もあります。
⑵ 免責不許可事由の有無がわかる。
最近はインターネットを通じて馬券やtotoなどを購入することができるため、その購入履歴からギャンブルの有無がわかり、申立時に正直に報告することができます。
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